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スタッフブログ 『唾液』のことって、あまり知らないですよね?
皆さん、こんにちは。
2024年もあと1週間ですね!
12月は本当にあっという間ですが、
やり残しをできるだけなくして、
気持ちよく年越しをしたいですね!
インフルエンザやコロナも
流行っていますので、
これから体調を崩さないように
気を付けましょうね!
さて、今年最後となる今回のブログでは、
普段あまり詳しく知る機会がないと思われる
“唾液”に関するお話をしたいと思います。
皆さんは、
1日に分泌される唾液の量は
どのくらいかご存じですか?
唾液の原料である血液は、
男性で約4 ℓ、女性で約3.7 ℓが
体内を循環しています。
それに対して、
1日に分泌される唾液の量は、
通常0.5 ℓ~1.5 ℓと言われています。
想像された量と比べていかがでしたか?
結構な量ですよね!
唾液は“三大唾液腺”である
「耳下腺」・「顎下腺」・「舌下腺」
から主に分泌され、
口腔内には常に2~3㎖存在しています。
「サラサラな漿液性(しょうえきせい)唾液」と「ネバネバな粘液性(ねんえきせい)唾液」の2種類に分かれており、
漿液性唾液は主に食事時や
リラックスしている時に分泌され、
消化酵素を多く含み消化を助けてくれています。
また、舌で味覚を感じるために、
食品の成分を唾液に溶け込ませる働きがあります。
一方、粘液性唾液は主に緊張している時に
分泌されやすい唾液です。
納豆などに含まれる成分のムチンによって、
食べ物が軟らかくなり、
飲み込みやすくさせてくれます。
また、体内に侵入しようとする
病原菌を殺菌したり、
侵入を防いだりする効果があります。
食事などで口腔内が酸性になると、
エナメル質が溶解して、
う蝕に繋がる原因となりますが、
漿液性・粘液性問わず、
唾液には、その酸性に傾いた口腔内を
食後30分程度で食前のpHに戻し、
う蝕を防いでくれる効果があります。
2017年に行われた調査によりますと、
20~60歳代のうち、約2,400万人が、
口の渇きやネバつきを感じていることが
わかったそうです。
ドライマウス(口腔乾燥症)になる原因は、
口呼吸やストレス、
薬の副作用など様々あります。
今後、一層高齢化が進み、
患者数が増えることが予想されています。
高齢者だけでなく、
誰しもがドライマウスになりかねない
生活環境に生きていますので、
常により多く唾液が出せるように意識して、
できることから取り組んでみることは大切です。
最後に、
『唾液をより出せるようになるための
4つの方法』
を紹介したいと思います!
■唾液をより出せるようになるための4つの方法 ■
【よく噛む】
◎唾液をたくさん出すためには、
何よりもよく噛むことです。
よく噛むことは、
消化促進・肥満予防・脳の刺激といった
様々な効果もあるので、
ゆっくりよく噛んで食べるようにしてください。
【オーラルケア】
◎歯ブラシはご自身に合ったものを使用していただき、
口腔粘膜や舌など、
お口の中全体をマッサージするように磨くと
唾液分泌が促進されます。
(よくわからない方は、担当の歯科衛生士までお尋ねください。)
【唾液腺をマッサージする】
◎大きな唾液腺がある部分を
マッサージすることも効果的です。
三大唾液腺である
「耳下腺」・「顎下腺」・「舌下腺」を押す、
円を描くようにマッサージすることで
効果を実感できます。
クリームなどを塗ってマッサージをすると、
指の滑りも良くなり、ケアをしやすくなります。
【舌の運動】
◎舌の周りの筋肉を鍛えることも重要です。
舌を出したり引っ込めたりする動きや、
円を描くような動きをすることで
舌の周りの筋肉を鍛えることができ、
唾液分泌が促進されます。
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